EVってええの?

Toyota bZ4x 社会・経済
Toyota bZ4x

正直、これまでEVに魅力を感じていませんでした。 理由は、航続距離を常に気にしながら走らなければならない点がストレスに思えたからです。 そのため、EVを選択肢に入れることすら考えたことがありませんでした。

しかし、世の中に商品として存在している以上、何かしらの魅力があるはず。 そこで今回は、EVについての考察、知人の経験談、そしてその中で得た意見をもとに、EVの価値を整理してみます。

1:そもそもEVって?

EVとは「Electric Vehicle」の略で、日本語では電気自動車。 バッテリーに蓄えた電気を動力源としてモーターを駆動させる車です。これは多くの人が知っている基本情報ですね。 ここでいうEVは、一般的に「バッテリーEV(以下BEV)」を指します。 ただし、EVには以下のような仲間も存在します
 【1】PHEV 化石燃料(ガソリン等)をエンジンを使って発電しバッテリーに供給
 【2】FCEV 水素を燃料電池(水素と酸素の化合による発電装置)で発電しバッテリーに供給

似たような存在として「ハイブリッド車(HEV)」があります。 違いは以下の通りです
 ① ガソリンエンジンとモーターの併用(パラレル方式)
 ② エンジンで発電し、その電気でモーターを駆動(シリーズ方式)
 ③ 上記①②を使い分ける(シリーズ・パラレル方式)

EVとの大きな違いはバッテリー容量がです。
 ★PRIUSの電池容量 通常のHYBRIDの場合 4.08Ah PHEVの場合 51.0Ah

2:EVへの理解

日本ではBEVに対する評価はまだ高いとは言えません。 私自身も、すべての面で納得しているわけではありません。
それでも、以下のようなメリット・デメリットが見えてきました。

👍メリット

1:自宅で充電できる
 集合住宅や賃貸駐車場ではハードルがありますが、持ち家であれば屋外コンセントを設置することで充電可能。  
 100Vでも充電できますが、時間がかかるため200Vの設置が望ましいです。

2:燃料代が安い
 電気代はガソリンより安い傾向がありますが、契約アンペアの増加やプラン、充電時間帯によってコストが変動します

3:家庭のエネルギーマネジメントに組み込める
 太陽光発電・オール電化・V2Hと組み合わせることで、EVは家庭の電力活用に貢献します。  
 昼間の余剰電力を活かせる環境が整っている家庭には特におすすめです。

4:EVがポタ電の代わりになる。
 100Vコンセント付きのEVなら、出先や災害時に電源として活用可能。  車中泊ではポータブル電源が不要になる場合もあります。
 しかし最低1000W以上は必要です。
     <参考>各電気機器の消費電力目安
      照明器具 15W 扇風機 60W ポータブル冷蔵庫 60W 電気毛布 120W
      ドライヤー 1200W 電子レンジ 1300W 電気ケトル 1500W

5:夏の車中泊でエアコンが使える
 これが最大のメリット!
 車中泊で停まっている時にエンジンを切る事は最低限のマナー!
 EVは電動エアコンを搭載しているため、アイドリング不要で快適に過ごせます。  
 特にBEVは電池容量が大きいため、夜間でも安心です。
 ※PHEVはBEVに対して電池容量が少ない為、夜中突如としてエンジン起動の場合もあります。

6:エンジンオイルが要らない
 エンジンがないため、オイル交換の手間が省けます。  
 ただし、冷却水やブレーキフルードは必要なので注意が必要です。

7:災害時、避難基地として使える
 車中泊が可能なEVは、災害時の一時避難場所としても活用できます。

👎デメリット

8:外出時の充電に困る
  鶏か?卵か?充電スポットの整備が進むことを願うばかりです。

9:車両価格が高い
  参考ですがホンダのN-ONEシリーズ
   ガソリントップグレード 2,160,400円(FF)
   BEVトップグレード   3,198,800円 (FF) (補助金適用前)
  まー名前は同じN-ONEでもデザインから装備まで違いますけどね。

10:バッテリーの耐用年数
  EV用バッテリーも時間とともに劣化します。  
  特に急速充電の多用は劣化を早める可能性があるため注意が必要です。
                        ※筆者の感想です!

11:タイヤの減りが早い?
  EVは重量があるため、タイヤへの負担が大きくなる傾向があります。  
  EV専用タイヤも登場しています。        ※筆者の感想です。

12:航続距離が短い&不安定
  800km近く走行可能なBEVも登場していますが、実際の電費はWLTCの7割程度という印象。  
   Youtuberさん達が色々テストしていますので参考にしては如何でしょうか?
  言い忘れました!エアコン使用時はさらに悪化することもあります

✍️ まとめ
  ここまで、私が学んだEVの情報を整理してみました。
  間違いもあるかもしれませんが、現時点での理解としては「EVは魅力5割」といったところでしょうか。

  やはり課題は、航続距離・充電インフラ・バッテリーの耐久性です。
  それでも、車中泊好きな私にとっては、EVの「夏の車中泊の快適さ」は大きな魅力です。

  最後に
  EV運用に関して今までのクルマと違います。
  自分で色々考えプランを組み立てるが最大の魅力かもしれません。

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